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畳の話

2016.08.08

コラム

座して半畳、寝て一条畳
足るを知り欲を戒める言葉です。一説には織田信長の言葉であるといわれております。
さて昨今では和室を設ける住宅が減少の一途をたどっております。畳の無いお住まいも珍しくないこの頃です。しかし古来から伝わる日本の文化ともいえる畳がなくなってしまうことはとてもさみしいことです。今一度畳について考えてみましょう。

現在の畳の形ができたのは、奈良時代と言われております。奈良の正倉院には聖武天皇が使用された 御床畳 が保存されています。それ以前はムシロのようなものがあったとされています。
平安時代に入ると貴族の座具、寝具として発達し部屋の一部に敷かれるようになります。身分により大きさや縁の色が決められていたといいます。
現在のように部屋に敷き詰めるようになったのは、鎌倉時代以降とされています。

時代が進みますと、格式の高い社寺では、紋縁と言われる家紋の柄を入れた畳縁を使うようになり、家紋を踏むようなことは家や先祖に対する不敬として縁を踏むことは、よくないとされるようになりました。鳥や花の柄も多く使われていたため、これらを踏むことも殺生を連想させるため、好ましくないとされました。武家においては、床下からの奇襲に備え畳の縁を踏まぬことは武士の嗜みとされました。
思いやりの心を持ち優しく静かに歩くべし
これが畳の縁を踏まないというマナーとなって私たちの生活の中に残っております

畳は保湿、断熱、吸音に効果があります。
古くなった畳は湿気を含み本来の性能を発揮できなくなっています。春、秋のお天気の良い日に畳干しをしていただくと、機能を回復することができるでしょう。
またイグサにはアロマ効果によりリラックスできるとの検証もあります。たまには畳でゴロリとくつろいでみてはいかがでしょう。

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